2011-12-08

BALANCE FLOWER SHOP 西澤 力/パリ メゾン・エ・オブジェ デモンストレーション

フランス・パリで行われる、ヨーロッパの代表的なインテリア見本市のひとつ「メゾン・エ・オブジェ(MAISON & OBJET)」。最新のスタイルが集まる、家具、生活雑貨、テキスタイルの見本市だ。毎年1月と9月に行われ、9月展はおもに欧州のクリスマスマーケットに的を絞った展示が多い。イタリア・ミラノサローネと並んで、世界のデザイン界から注目される屈指の見本市だけに、開催期間にはさまざまなデザイナー、バイヤー、クリエーター、メディアが集まることでも知られている。


この「メゾン・エ・オブジェ」2011年9月展、センターブースに位置するベルギーの器メーカー「D&M depot」において、日本のフローリスト西澤力さんがデモンストレーションをした。これは、先に行われた弊誌主催の「フローリスト・レビュー2011」の特別賞として与えられたもので、D&M社のオーダーとして、西澤さんが請け負う形となった。




D&M depot1992年創立以来、フローリストやライフスタイルショップ向けに、フラワーベースやプランターを作り続けているベルギーのトップブランド。デザイン、素材などが斬新で、見本市では、常に高い注目を集めている。









西澤さんが表現したのは日本でもパリでもない「現代アートのような表現」。D&Mのブースに設置されたスペースで、常時、ライブで作品を制作し続けた。

今回は、その西澤さんに感想などをうかがった。



フランス・パリ
メゾン・エ・オブジェ 2011にて
フローリスト・レビュー2011特別賞の西澤力さん
D&M depotブース デモンストレーション




※著作権保護のため、写真には月刊フローリストロゴをいれております。ご了承ください。























基本は全部即興。「日本」でもなく「パリ」でもなく
現代アートのような表現を伝えたかったです。






器は様々な色のバリエーションがあり、ローズピンクなどとてもかわいかった。
赤紫できれいな色のアンスリウムを合わせました。








現場で楽しんで作りました。

アパルトメントのすぐ近くに、日本でいうと八百屋さんのような店があったので、
器の色とか素材に合わせて、野菜や果物を多用しました。










来場者で声をかけてくれる人は多かったです
反応が伝わりました。
特に、かじったリンゴの表現とかは、よくつっこまれました。
「意味は?」「なんで?」とか。
















ポピーシードも日本では出回っていない大きさの種類が豊富。特に好きな花材なので。


























これも素敵な花材ウイキョウの根。










期間中、各国の著名なフローリストも来訪して声をかけてくれました。





















フローリスト・レビュー2011ファイナルで作った作品をもう一度。
アンスリウムは自分にとって特別な花材。色が、かなり好まれました。












スポンサードをしてくださったD&Mの社長。日本でも手に入る器の数々ですが、その商品の幅の広さ、色合いの美しさなどを考え、「ミックスカラー」でいこうと構想を練りました。打ち合わせの前までは、単色などのコーディネートも考えてはいましたが、会場全体も色分けされている雰囲気もありますし、あえて、ミックスカラーで。


言葉で伝えていた段階では、社長にはやや不安そうな雰囲気も感じられましたが、結果、この色合いを特に評価していただき、喜んでもらえました。


個人的には、パリの花って、ふわっとした空気感があると思います。カチッとした中に、必ず「空気感」が表現されている。

花の価格の違いもあるでしょうが、そういった花の使い方を、期間中、有名な花店や装飾されている空間を巡ることで、感じることができました。

僕みたいな規模の花屋にとって、一週間、店を空けるっていうのは、かなり大きい穴なんです。売上げに対してシビアな時期でもありますし。正直、渡仏は、そういう面で不安ではありましたが、ふり返ってみると、こんなに「実になった」海外経験もほかにないくらい、大切な時間となりました。





この経験のもとになった「フローリスト・レビュー」ですが、僕的には、今あるコンペの枠をちょっと逸脱しているのがいいと思います。

1次審査の結果を見ると、「次点」含めて、その作品にはその人がやりたい個性が出ていて、それが選出されている。
それを評価されるというのが大きかったです。奇抜なラインと、現実的なラインがちょうど良いと感じました。

また、自分の作品を発表できる個展みたいな場のような感じもしました。会場借りて個展するって莫大な費用がかかりますし、すぐには形にはならないかもしれませんが、そういった表現自体がビジネスとして成り立っていくような見え方というか、アートとかデザインって「お金にならない」なんて思われる方も多いと思いますが、それを仕事にしていくという、そういうマーケットがあるのではないかという感覚を得ました。


西澤 力 chikara NISHIZAWA


神奈川県横浜市でお花屋さん歴、15年以上。現在は、横浜の花店「BALANCE FLOWER SHOP (バランスフラワーショップ)」主宰。主な活動としては、オランダで10年に一度開催される博覧会フロリアード2002年にてデモストレーション、作品展示。2007年フランスKEITAMARUYAMA 2008SS PARIS COLLECTION studioDRESS装花でアシスタントとして活躍、2008年アーティストの村上隆さんが主催するGEISAI#11に出展など活躍中。  http://balanceflowershop.com/






西澤さんのブログにフランスでの体験が掲載されています。
http://balance045.exblog.jp/




photo(c)誠文堂新光社

2011-11-08

5 themes, 10 works of flowers

フローリスト・レビュー2011のファイナリスト2人による、デモンストレーション。5つのお題用意し、平野弘明さんと山村多賀也さん2人がそれぞれのスタイルで同時に10点の作品を作り上げた。

フローリスト・レビュー2011 閉幕後、ファイナリストたちによるデモンストレーションとして、広島の地で、150名を超える来場者を楽しませた。

今回は主催者である、山村多賀也さん(ドゥジエム代表)に話をうかがった。









まずは、開催の意図についてうかがうと、
「フローリスト・レビュー終了後すぐ、あの3日間(設営制作、パフォーマンス)を、ファイナリストとして競い同じ時間を過ごした出演者と、何かしたいと考えていました。何かお客様に対して、楽しいと感じられることを作り上げたかった」と語ってくれた。そして、山村さんの地元広島のオリエンタルホテル広島の協力も得て、実現した。


 ゲストには、優勝者の平野弘明さん(愛知県名古屋市「窓花」チーフデザイナー)を招聘し「5 テーマ/10ワークス」と銘打った。


「フローリスト・レビューのテーマへのオマージュみたいなものも入れています」とテーマについて話してくれた。


まず、第一のテーマは「バランス」。










山村さんの作品。このスタイルは「レビューの三次審査」で
アートディレクターの森本千絵さんの好評価を得ていた。


2つめのテーマは「パッション」。会場の照明も赤くなり、二人が準備した花材も赤が目立った。






DJの音楽にあわせて、粛々とデモンストレーションは続き、お互い花束を制作した。




山村さんの花束。最後に観客に抽選でプレゼントされた。


こちらは平野さんの作品。

続いて、3つめのテーマは「ライン」。このテーマに対しては、二人とも「フローリスト・レビュー」のファイナルで制作した作品の別バージョンをデモンストレーションした。






デモンストレーションをする平野さん。


こちらは山村さんの作品。レビューファイナルで使用した
花器とは違うが、同じベルギーのドマーニ社の器で。


4つめのテーマに「日本の美」。お互い大きな作品に挑んだ。






















山村さんは縦に伸びる大作、平野さんは横に大きな作品で日本の美を表現した。


ラスト5つめのテーマは「マリアージュ」。プロのヘアメイクアーティストが参加し、その場でスタイリング。ドレスやヘアにあわせた、ブーケなどを制作。



































「社会状況が厳しい時代、もちろんさまざまな思いを込めていました。けれどそれは全面に表さず、第一に花の楽しさを意識できるようなことや、予測できないわくわく感などが伝わるようなデモにしました。」と山村さん。

フローリスト・レビューは月刊「フローリスト」誌が主催するコンペということで、技巧や理論に忠実な作品も多かったが、山村さんは一貫して「自然なスタイル」を1次審査からファイナルまで貫いた。
今回のショーも「花屋」として日常行っている業務の延長線上にとらえる自然なスタンスはあくまでも崩さない、山村さんらしいショー・デモンストレーションになった。

レビューを終えて、そして、今回のショーを主催して、どんな感想をもったのか。うかがってみると「何かを動かして、始めよう!」軽快に答えてくれた。



山村 多賀也  takaya YAMAMURA
株式会社はな乃祥(hana no shou)代表取締役 、ドゥジエム代表。 広島市西区に
ドゥジエムオープンモダンかつナチュラルな花集めを、店のコンセプトにし店舗・住
宅などへの花とグリーンの提案、レッスン、ブライダルなどへ幅広く深く活動中。
フローリストレビュー2011ファイナリスト 。


平野 弘明 hiroaki HIRANO
フラワーデザイン界の巨匠、中家匠海(takumi nakaya)氏が主宰する名古屋の「ふ
らわーしょっぷ窓花(まどか)」でチーフデザイナー勤める。 フローリストレビュー
2011優勝 。花キューピット主催2011年JFTDジャパンカップ3位など受賞多数。







「5 themes, 10 works of flowers」の模様は
DVDで販売されています。
詳しくはドゥジエムまで。 http://www.deuxi.jp/

2011-08-19

2011-06-21

フローリスト・レビュー ファイナル結果。

フローリスト・レビュー ザ・ショウ
ファイナル結果発表。

優勝 平野弘明(愛知県名古屋市)37pt

インスタレーション3賞

・株式会社ノバレーゼ賞 plantica(東京都渋谷区)
・TISTOU賞 西澤 力(神奈川県横浜市)
・スミザーズオアシス賞 堀江志穂(宮城県仙台市)

以上の結果となりました。

平野さんには、月刊フローリスト表紙ほか、音楽コンテンツへのアートワーク参加など
planticaさんには、ノバレーゼ社による一部会場装飾のデザインプラン買い取り
西澤さんには、メゾン・エ・オブジェ(フランス)でd&m depot社ブース(センタープレイス)でのデモンストレーション
堀江さんには、スミザーズオアシス ジャパン株式会社より商品贈呈

などの賞が贈呈されました。


審査員は、(50音順)
大西 希/北海道鶴雅グループ 旅館鶴雅 取締役支配人
木下庸子/建築家(工学院大学教授・設計組織A・D・H主宰)
黒崎輝男/日本グッドデザイン賞審査委員(流石創造集団代表)
坂巻善徳/有限会社senseseeds代表、美術家、クリエイティブディレクター
竹本英高/株式会社ノバレーゼ取締役営業本部長兼セールスプランニング局長
長島英治/シグネチャーグループホールディングス代表取締役社長

の6名でした。

審査の講評は、後日誌面やホームページなどで発表いたします。

多くの皆様のご参加、ご来場、誠にありがとうございました。

2011-06-07

公式ウェブにフローリスト・レビュー、ファイナリスト発表。

http://floristreview.jp

第3次審査の作品掲載と、講評をアップしました。
ファイナリストの発表です!!

6月18日(土)は東京ミッドタウンガレリアB1Fアトリウムにて、
ファイナリスト7名のインスタレーションとデモンストレーションが行われます。
詳しくは、

http://www.tokyo-midtown.com/jp/index.html

2011-05-02

6月18日フローリスト・レビュー・ザ・ショウ

フローリスト・レビュー2011、ファイナリストが決定し、6月18日(土)ショーに向けて進行中です。
フローリスト・レビュー・ザ・ショウは、東京ミッドタウンB1Fアトリウムにて、6月18日(土)13:00〜開催します。入場無料。

13:00〜ローラン・ボーニッシュさんによる、フラワーデモンストレーション
14:00〜フローリスト・レビュー コンペティションFINAL ファイナリスト7人によるライブ・パフォーマンス
16:00〜参加型イベント

となっていますので、是非ご来場下さい。

注目のファイナリストは、月刊フローリスト6月号(5月7日全国書店発売)に掲載しますので、ご覧ください。


ちなみに特集は様々なデザイナーによる「バラ」です。

2011-04-14

フローリスト・レビュー/ファイナリスト決定

お待たせいたしました。第3次審査も無事終了し、7名のファイナリストが決定いたしました。当初、5名のファイナリスト選出という規定でしたが、同点があり、7名と決しました。
結果は月刊フローリスト6月号(5月8日発売号)にて掲載いたします。

審査員(順不同・敬称略)は、

UA(歌手/speedstar records)
森本千絵(アートディレクター/goen°)
竹本英高(株式会社ノバレーゼ取締役営業本部長兼セールスプランニング局長 元ゼクシィ(リクルート)編集長)
Steve Vercammen(ベルギー器メーカー/D&M depot ディレクター)
三嶋康次郎(雑誌「デザインノート」編集長)


の皆様でした。

選出された7名は、6月18日土曜日に行われる、フローリスト・レビュー・ザ・ショウにて、インスタレーション展示とライブデモンストレーションにより競演する予定です。
会場となる東京ミッドタウンのホームページにもイベント情報が掲載されています。
ぜひ、ご覧ください。

2011-04-13

第3次選考審査結果

遅くなりましたが、3次審査の結果をノミネートされた皆様へ発送いたしました。
4月14日(木)、15日(金)に到着する予定です。
なお、審査結果につきましては、月刊フローリスト6月号(5月7日発売)にて掲載する予定です。ご覧ください。

2011-04-11

第3次選考審査結果

ノミネートされました皆様には、結果報告を送付する予定ですが、事情により少々遅れております。まもなく書面にて発送できますので、しばらくお待ちください。
なお、発送完了次第、ホームページと本ブログにて発送完了の旨、お伝えいたします。
何卒よろしくお願い申し上げます。